2014年06月03日
サバ食うヒラメ ~根魚五目船~

※ブログ最後に仕掛図有り
ほんとうは先月に乗りたかった根魚五目船
なんだかんだ忙しく、5月はアジング1度きりの釣行になってしまい
6月まで船釣りはお預け
今月中頃に、うちの従業員と関係者で船釣り大会があるので今月は2回の乗船となった
根魚五目船は約一年ぶり
この釣りはまず、サビキでイワシの確保から始まる
撮影:RICHO WG-4 GPS
ROD:SHIMANO SEAMIGHTY
REEL:SHIMANO TYRNOS

そのイワシを活きエサにしてカサゴ、ハタ、ヒラメなどの底物を狙う
ただ、イワシも毎回調達できるわけではなく
予備として、冷凍キビナゴが配られた
サンマの切り身は自作

この日もイワシ確保が大変だった
西浦を出発した船は一路淡島付近まで向かう

そこでイワシを狙うも不発
移動後、静浦沖でも不発
イワシって簡単に釣れそうで意外と喰いが悪いんです
最終的には西浦某港付近まで戻り、小鯖を調達することに
某港の沖合に船が到着
いるいる
ウヨウヨと小鯖が
表層を行ったり来たり
完全に浮いてるのでコマセカゴなんて必要ありません
コマセの手撒き釣りを開始(笑)
コマセを手づかみで海面にバンバン撒いてサビキを投入
釣れるわ釣れる
あっという間に40匹ほど確保
(というかこんなにいらないでしょ)

しかし、この小鯖が活きエサにするにはちょっと大きい
船長から
「こんなかから小さめの選んでエサにしな」
僕:「小鯖で釣れるんすか?」
船長:「だいじょぶだからやってみなぁ」
まあ、活きサバがダメならこいつを切り身にしてカサゴでも
とりあえずは自作のヒラメ仕掛けを準備
その場から船を走らせること十数分
初めの根魚ポイントに到着

このポイントは船で根魚、ヒラメ、アジ、イサキと幾度となく来ているので
底質や感覚はだいたい覚えている
「しかしやっぱ活きエサがデカすぎるな・・・」
「てかサバで釣れんのか???」
いろんなことを考えつつも船長の言葉を信じることに
小鯖に親針孫針をつけて仕掛けを投入
小鯖がどんな動きをするか表層を泳がせてみる
「なるほど・・・こんな動きするんだ」
以前ヒラメ船でマイワシを活きエサに使ったのだが
マイワシの泳ぎとは全然違った
仕掛けを少しだけ変更してスタート
探見丸で水深を確認
底上5mくらいからゆっくり目に落し込みアピール
底まで仕掛け到達後
1~1.5mほど底を切りアタリを待つ
しばらく待ってもう一度5mほど巻き上げてあとは同じ繰り返し
このポイントは根が荒い
ヒラメはベタ底のように思われがちだけど
このような場所では即根がかりのもととなる
隣のおじさんはサビキでアジを狙う
活きエサがダメで切り身が使いたかったら変えればいい
けっこうフリーダムな近海根魚五目
そんな感じでしばらく経つと魚信が
ガツッ ガツッ ガツッ
(むむ・・落ち着け・・・オレ)
そのあと、ほんの十数秒で竿先が一気に引き込まれる!
(船長!キタッ!!)
船長:「お・なんか来たな」
僕:「お、重いっす・・・」
この日おろしたてのリール
ティアノスのスプールからラインがスルスルと出る
こういうときは慎重に
ドラグと竿の弾力に任せてゆっくりと巻きあげる
ゆっくりゆっくり
魚体が見えた
船長:「ヒラメだヒラメ!いい型だぞ!」
僕:「よっしゃあ!」
無事にタモ入れしてもらい一安心
人生初ヒラメ!
しかもなかなかの良型!

ヒラメの引きがこんなに強いとは以外だった
冬にヒラメ船でバラシ連発オデコを喰らってから約半年
長かったような短かったような複雑な気持ち
数分後マトウダイを追加して時合い終了


後半戦ポイント移動を繰り返すも魚の反応はイマイチ鈍い一方
人生初ヒラメでこのサイズは自分でも上出来
根魚五目船は面白い
何が釣れるかはお楽しみ
運がよければ一発大物も釣れる釣り
そして僕のヒラメ道はまだまだこれからなのだ
補足:切り身でチャレンジもこの日は不発でした


ヒラメ 61cm 2.3kg
他マトウダイ







<<本日の仕掛け>>


2014年04月17日
のっこみマダイ~~第二話(画像中心)~~いざ乗船編

「さて第二話を始めるとします」
「第一話は長々と文章中心だったので、今回は写真がメインです」
撮影:RICHO WG-4 GPS
夜明け前、辺りはまだ暗い。本日は満船とのこと。
荷物を積み上げて乗船。ごんさんは左舷ミヨシ、僕はその隣。
アルシエラマダイ20-255 電動丸3000プレイズ(ハンドルCCMコンビネーショングリップ)
船は数百mほど沖合に向かう
予報は曇りだけど富士山は見えた

夜明けを迎え曇天の中、定刻にスタート

気温が低く肌寒いけど風は穏やか

シマノ 探見丸
思ったとおり中層~底は濁ってます

ごんさん、仕掛け投入

コマセを降る

アルシエラマダイ20-255 電動丸3000プレイズ(ハンドルCCMコンビネーショングリップ)
すかさず僕も投入

しばらくすると真鯛らしき反応が
しばらく沈黙・・・。
まあ、まだ始まったばかり。すると・・・
右舷側でダブルヒット!
トモとその隣の常連さんに真鯛が!さらに・・・

左舷トモでもヒット!チャンス到来か!?
その後、船中5~6枚ほど上がったが、ミヨシ(とくに左舷)はまったく反応無い。

付けエサも残り手の打ちようがないまま時間だけが過ぎていく

ガン玉を打ったり

付けエサを変えても反応が無いまま続く

ただただ、糸やスイベルに藻クズがからみつく

徐々に雲の切れ間から明かりが差し込み(海の神降臨か!?)

気がつけば晴天に

後半戦あまりの反応の悪さに船長場所を移動

これが最後のチャンスか!?

水深はやや深め。ここも濁りが半端ない。鯛らしき反応は見えるが・・・。
残念無念のタイムアウト。
ごんさんもがっくり。
船長:「丸玉くん、最近調子悪いね~」
僕:「はい・・・」「スランプっす・・・」
今回の釣行は釣り座でかなり偏りがあったのは事実。
潮の向きがまったく変わらず、右舷トモ側に釣果が偏っていました。
それでも何か打つ術がなかったものだろうか・・・。
疑問と反省だけが残った。
そして第三話に続く・・・。
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2014年04月16日
のっこみマダイ~~第一話~~釣行前

「先に言っておきますが、今回は3部作と長い割にたいした釣果はありません」
~~第一話~~釣行前
~~第二話(画像中心)~~いざ乗船
~~第三話~~このままでは終われない
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~~第一部~~釣行前
毎年3月から4月にかけて、産卵前の真鯛が群れで浅場にやってくる。
まさしく“のっこみ”シーズン到来。
冬の間は閑散としていた沼津の堤防や遊魚船も少しづつ賑わいを見せる。
足元からドン深な沼津の堤防は
堤防からでも大鯛を釣ることができる全国でも稀な場所。
とはいったものの、陸からの釣りは両軸リールを使った遠投カゴ釣りという釣法が主で
100mほど先のポイントに正確に仕掛けを打ち込むという熟練された技術が必要。
僕もタックルを揃えて何度かチャレンジしたが
これがなかなか難しい。
難しいだけにやりがいはあるのだが
真鯛が釣れる堤防の“良いポイント”は必ず先行者(常連さん)がいてなかなか入るチャンスが訪れない。
そんな理由もあって僕は陸っぱり真鯛師への目標は早々に断念してしまった。
それでもこの時期、夢の大鯛を追いかける沼津の釣り師たちは連日海へ足を運ぶ。
わずかな確率でも「もしかしたら」という希望を胸に夢を見るのが釣りバカというもの。
その「もしかしたら」が起こるかもしれない沼津の海に釣りバカたちは魅了されている。
でも考えてみれば釣りなんてものは、いつも「もしかしたら・・・」なのかも。
そんななか、今年は一向に水温が上がらなかった駿河湾でも
各所でのっこみ真鯛の兆候が見え始めた。
ラクチョウメンバーも「待ってました!」とばかり海へと向かう。
3月にメンバーのごんさんとコマセ真鯛船に乗ったが僕は不発。
リベンジというわけではないけど、のっこみシーズンは短いので4月も乗船の約束をした。
話は変わるが、春になると伊豆の海は「春濁り」と呼ばれる現象が起こる。
春濁りとは、冬の間に成長した海藻類などが水温の上昇とともに溶け出し、浮遊物が多く発生する現象のこと。
今回の釣行でも前回に続きその兆候が見られた。
さて、今回もあれやこれやとイメージを膨らませながら「もしかしたら・・・」の期待を込めて船宿へ向かいます。
コマセ真鯛釣りは、船長の指示棚でハリスの長さも決められているので
仕掛け自体は皆それほど変わらない。
せいぜいハリスの太さ、針の大きさ、ビーズ類を付けるか否かくらい。
なのに釣果の差が出る。
今回は、それを痛いほど痛感したのである。
同行するラクチョウメンバーのごんさんと船宿選びで悩んだ末
最終的に無難ないつもの船に乗ることになった。
今まさにのっこみシーズン開始!
・・・というのに沼津の船はどこも釣れていない。
これにはなかなか困った。
ネット時代はすぐに釣果情報が入る。
でも、情報がありすぎて期待や不安が入り交じり結果がっかりすることも・・・。
連敗はできれば避けたい。
昨年末に釣った4キロの鯛に運を全て持っていかれたか・・・。
はたまた仕掛けや釣り方が悪いのか・・・。
完全にスランプに落ち込んでしまった。
でも、釣りなんてそんなもの。
開き直って期待はせずに乗船した。
とりあえず神頼みだけして。
続く。
(第2話は写真メインです)