シマノマダイロッドを比較②~調子編~

丸玉

2014年08月19日 20:47

マダイ用の船竿といってもマダイオンリーとしてではなく

使い方によってはヒラメ・イナワラ・イカ・タチウオ・アジ・イサキ・根魚などなど

様々な魚種の釣りに併用ができます


けっこうマダイ竿って万能なのです

マダイ竿の調子はそのほとんどが6:4または5:5の胴調子です

何故マダイ竿が胴調子なのかは様々なHPやブログなどで記述されているので

こちらでは割愛させていただきます


長さは250~300くらいが多いですが

最近流行りのライトタックルはもっと短いものもあります

竿の長さに関しては、フィールドや仕掛けによっても変わってきますのでお好みで選びましょう


さて、

今回は調子の比較です

それぞれの竿の特徴を把握しておけば様々な魚種にも対応ができて
仕掛けにもひと工夫できると思います

ロッドは手前から
アルシエラマダイ 20-255<グラス系>
バルディフィノ 40-210+BJSバット<カーボン系>
バルディフィノ 60-210+BJSバット<カーボン系>
(調子はすべて5:5の胴調子です)






まずは20号のオモリを下げたものです
ロッドには30°の角度をつけています
20号程度のオモリでもアルシエラマダイは6:4くらいから徐々に曲がり始めています
バルディフィノ40は8:2くらいで少し曲がり始めていることがわかります
バルディフィノ60は竿先がわずかに曲がる程度です




60号のオモリを下げたものです
ロッドには30°の角度をつけています
60号になるとそれぞれ変化が見え始めます
アルシエラマダイは根元付近から少しずつ曲がり始め
ほぼ5:5あたりから大きく曲がっているのがわかります
バルディフィノ40と60は根元付近はほとんど曲がっていません
40は6:4付近から大きく曲がり始め
60は7:3付近から徐々に曲がる程度です

↑この曲がり具合だとバルディフィノ60は60号オモリで7:3調子として使えそうです(ヒラメ釣りに向いてるかも)



80号のオモリを下げたものです
ロッドには30°の角度をつけています
80号になるとアルシエラマダイの竿先はほぼ垂直に床に向いています

バルディフィノ40と60は根元はほとんど曲がっていません
40は6:4付近からさらに角度がつき
60は7:3あたりから弧を描くように曲がり始めています




こうして比較してみると
アルシエラマダイはブランクス全体が弧を描くように曲がり
バルディフィノは根元付近に意外とハリがあるのが分かりました

ただし、同じような角度で曲がるロッドでも素材によって反発力などの違いが出てきますのでご注意を

グラス系(低反発)
カーボン系(高反発)


イナワラなどの青物がかかった場合は
ある程度ブランクスの根元付近にハリがある竿が有利です

ヒラメの場合は柔らかすぎると底どりが難しいので
バルディフィノ60でも十分いけそうです

マダイのように下へ突っ込む魚の場合は大きく弧を描くグラス系ロッドが
魚の走りを吸収してくれるので良いのかもしれません

波気があるときにも軟らかいグラスロッドは効果を発揮します


ただ、これらの使い分けは仕掛けやフィールドによって変わってきます

バルディフィノ60で細いハリスを使うと間違いなくバラシやすいでしょう
細糸の場合は柔らかくショックを吸収してくれるロッドが向いています

逆に横走りする魚はバット付近にパワーがないと
魚を寄せるのに苦労します

そのあたりの使い分けが難しいですね

以後も、検証していきたいと思います

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